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<騙す>            H11.09.07 たけしの万物創世記より

例1.エッフェル塔を売った男
     警察の便せんを用い、いい話があるので会いたい旨
     戦中、鉄のひっ迫にあえぐ鉄鋼業者にもちかけ
     いいですか、この話は「あなただけに話している」
     同じ手口で別業者からも次々と契約料をせしめる
例2.宝石を二重買い付け(2人で共謀)
     売れ残りの高額商品を狙う
     10万ドルで買いたいと申し出た第一の顧客に売る
     数日後、第二の顧客が「金ならいくらでも出す」から買い戻して
     「どうしても欲しいので」自分に売るよう申し出て去る
     30万ドルで買い戻したが第二の顧客は現れない
例3.誰でも確実に儲かる方法教えます
     広告をみて手数料を送金すると
     送られてきた手紙には、「あなたもこれと同じ新聞広告を出せば良い」
例4.釣銭詐欺
     高額紙幣を見せて低価の品を注文し、お釣を用意させる
     先に見せた紙幣と受け取る釣りに少額上乗せして両替をもちかけ、欺罔
どんな人を狙うか
   気が弱い人  → 不安感をあおる
               将来を考えると今買っておいた方が
          → 疎外感を匂わす
               皆さんお買いになってます
   調子が良い人 → 優越感を抱かせる
               高級、特別
               あなただけ、今回だけ、本物の分る人に
   空想しやすい人→ 先入観を誘導する
   権威に弱い人 → 権威主義でせまる
               絶対成功期待を確信させる
どんな手を使うか
   欲望を探る  → その人の欲望(金銭欲,肉欲,地位)が判明したら
            人の心をくすぐり、欲望につけいる。
   誤誘導、選択の逆コントロール
          → 騙す側の望む位置に移動させる。